夏風邪とは?症状と対策
スポンサーリンク
自分の子供が痛い思いをしているのを見ているのは、
親ならば、きつい状態ですよね。

変わってあげられるなら、変わってあげたい。
でも、どうすることもできない。
では、親としてどう対処していけばいいのか?
子供がかかる夏風邪とはどういうものなのか?
熱だけ?
喉の痛みだけ?
分からないままでは、どうしようもありません。
いわゆる三大夏風邪と呼ばれている病気について、
症状と対処法を調べてみました。
三大夏風邪とは
夏になると子どもを中心に増える病気は、
手足口病・ヘルパンギーナ・プール熱(咽頭結膜熱)です。
三大夏風邪と呼ばれたりもします。
毎年7月、8月はそれぞれの病気の流行が
ピークを迎えます。
手足口病、ヘルパンギーナ、プール熱は、
せき、くしゃみなどの飛沫から感染することが多くあります。
発症すると数日間高熱が続きます。
予防接種や特効薬はないため、
しっかり予防することが大切です。
「手足口病」の特徴と注意点
<感染経路>
せき、くしゃみのほか、
発疹や水ぶくれの中身や、
便のなかのウイルスが、
口や鼻に入ったときなどに感染します。

<症状>
・手のひら、足の裏、口の中などに発疹ができます。
・ちょこちょこ発熱します。
※腹部などに発疹は出ません。
※口内の発疹が痛むこともあります。
<発症後の経過、治療など>
・通常は、数日のうちに自然治癒します。
(※1週間程度で発疹も消えます。)
・高熱、おう吐、頭痛の症状が出たら、
医療機関で受診しましょう。
「ヘルパンギーナ」の特徴と注意点
<感染経路>
せき、くしゃみのほか、
発疹や水ぶくれの中身や、
便のなかのウイルスが、
口や鼻に入ったときなどに感染します。

<症状>
・38℃以上の高熱が出ます。
・口の中に水ぶくれができ、のどや口内が痛みます。
<発症後の経過、治療など>
・高熱が2~3日間続くことがあります。
・1週間程度で自然治癒します。
「プール熱(咽頭結膜熱)」の特徴と注意点
<感染経路>
プールでかかることが多いとされ、
せき、くしゃみのほか、
目の粘膜からも感染します。

<症状>
・38℃以上の高熱が出ます。
・のどの痛みがあります。
・結膜炎(目の充血や目やに)
・下痢、腹痛を伴うこともあります。
<発症後の経過、治療など>
・高熱が5日間ほど続くことがあります。
・1週間程度で症状は治まります。
三大夏風邪!どうすれば防げるの?
予防は、せっけんでしっかり手洗いが基本です。
予防接種や特効薬はありません。
とにかく手洗いをしっかり行うことが予防になります。

<三つのポイント>
・流水とせっけんで手洗い
(帰宅後、食事の前、トイレの後など)
・うがい
・おむつを交換する際は、
排せつ物を適切に処理し、しっかりと手洗いしましょう。
感染後の登校、登園の判断は?
手足口病、ヘルパンギーナは、
学校、保育所、幼稚園などでの
登校・登園停止の対象にはなっていません。
しかし、患者さんの便中には、
1カ月近くウイルスが排泄されています。
なので、排便やおむつ交換後の、
手洗いの徹底はかなり重要>です。
プール熱については、
学校保健法では、
症状がなくなったのち2日を経過するまでは出席停止とされています。
学校、保育所、幼稚園の指示に従いましょう。
その他の疑問!?
<大人はかかるのか>
まれに大人もかかります。
手足口病にかかると発疹の症状がきつくなり、
痛みが増すこともあるようです。
ヘルパンギーナとプール熱も、
ごくたまに感染し、子どもと同様の症状が出ます。
ヘルパンギーナとプール熱は、
高熱が数日続くことがあるので、
十分注意しましょう。

<予防接種や特効薬はあるのか>
予防接種も特効薬もありません。
しっかり、
手洗いうがいなどを行って予防しましょう。
<感染中の食事で気を付けること>
手足口病は、口内に発疹ができたり、
ヘルパンギーナは、口内に水泡ができたり、
プール熱は、のどが痛みます。
そのため、食事をとりやすいよう、
柔らかく、薄味にするなどの工夫をし、
水分補給を心がけることが大切です。
夏風邪と間違えやすい“溶連菌感染症”に要注意
発熱とのどの痛みがみられ夏風邪と似た症状の病気に、
溶連菌感染症があります。

特徴は、舌がイチゴのように赤くはれ、
手足だけでなく胸部にも赤い発疹ができます。
潜伏期は一般に2~4日で、
突然の発熱・のどの痛みで始まります。
小学生くらいの子どもがかかることが多いとされていますが、
まれに大人も感染します。
夏風邪がウイルス性なのに対し、
溶連菌感染症は細菌性のため抗生物質が有効です。
また、この病は春から夏にかけてだけでなく
冬にも流行するのが特徴です。
まとめ!
この三大夏風邪には、
予防接種や特効薬はないので、
とにかく予防が大事です。

せっけんを使っての手洗いとうがいです。
毎日の習慣に、手洗いうがいを心がけてみましょう。
しかし、病気はいつやってくるかわかりません。
病気にかかってしまったら、
あなたの子供が、ぐったりしていたら、
すぐに、かかりつけの医療機関を受診しましょう。
スポンサーリンク